歯周病になりやすい人の特徴について
歯周病は、虫歯と同じように「なりやすい人」と「なりにくい人」がいます。日本人の国民病とも呼ばれる病気ではありますが、やはり人によってリスクが大きく異なるのです。そこで今回は、歯周病になりやすい人の特徴を解説することで、その予防に役立てていただけたらと思います。
歯をきちんと磨けていない人
歯周病は、細菌感染症の一種です。歯をきちんと磨けておらず、歯垢や歯石がたまっていると、歯周病菌が繁殖してそのリスクが上昇します。歯列の隅々まできれいに歯磨きすることは意外に難しいもので、一生懸命磨いているのに歯垢や歯石がたまってしまうという人も珍しくありません。そうした人は歯磨きのプロフェッショナルである歯科衛生士から、ご自身に最善といえるブラッシング法を教わるようにしましょう。
歯並びが悪い人
これは「歯をきちんと磨けていない人」とも関連が深い要因で、歯並びがデコボコだと、どんなに頑張ってブラッシングしても磨き残しが生じてしまうものです。この点は自力で改善できるものではないため、可能であれば歯列矯正を受けましょう。矯正を受けることが難しい場合は、歯科検診・メンテナンスを定期的に受けて、プロフェッショナルによるクリーニングやスケーリング(歯石除去)で汚れを一掃しましょう。
口呼吸をしている人
まずはご自身の呼吸法を確認してみてください。椅子に座って安静にしている時でも口で呼吸している場合は、お口の中が乾きやすく、唾液による自浄作用・殺菌作用が弱まることから、細菌が繁殖しやすい環境となっています。口呼吸は、歯周病だけでなく、虫歯、風邪、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症などのリスクも上昇させるため、早期に鼻呼吸へと移行する必要があります。
歯糖尿病になっている人
糖尿病は、歯周病の発症リスクを高めることをご存知でしょうか?もうすでに歯周病にかかっている場合は、その症状がさらに悪化します。これは糖尿病によって、歯ぐきなどの末梢組織の血流が悪くなるからです。糖尿病ではよく「足の先の皮膚が壊死をする」といった怖い症状を耳にしますよね。これも末梢の血流が悪くなることで現れる症状です。もちろん、壊死に至るまでにはそれなりの時間が必要となりますが、歯ぐきの細菌に対する抵抗力が極端に低くなることは確実ですのでご注意ください。
タバコを吸っている人
今回は、歯周病になりやすい人の特徴について、あかお歯科医院が解説しました。今回取り上げた5つの特徴のうち1つでも当てはまるものがあった場合は、今日からでも対策を取っていきましょう。歯周病は歯を失う原因第一位であることに加え、心筋梗塞や誤嚥性肺炎、認知症といった深刻な全身疾患を誘発する因子ともなっているため予防するに越したことはないのです。皆さんも頑張って「歯周病になりにくい人」を目指していきましょう。
まとめ
今回は、歯周病になりやすい人の特徴について、あかお歯科医院が解説しました。今回取り上げた5つの特徴のうち1つでも当てはまるものがあった場合は、今日からでも対策を取っていきましょう。歯周病は歯を失う原因第一位であることに加え、心筋梗塞や誤嚥性肺炎、認知症といった深刻な全身疾患を誘発する因子ともなっているため予防するに越したことはないのです。皆さんも頑張って「歯周病になりにくい人」を目指していきましょう。