小児歯科と大人の歯医者さんの違いは?
子どもの虫歯や歯の異常で歯医者さんを探す時に、ほとんどの人が「小児歯科」か「一般歯科」で迷うかと思います。子どもの全身の病気の場合は、小児科を選ぶのが当然となっているものの、歯医者さんに関しては共通した認識がないのが現状です。実際、一般歯科で子どもの歯科治療を受けているご家庭もあることでしょう。そこで今回は、子どもの歯科治療はどこで受けるべきなのか、小児歯科と大人の歯医者さんにはどのような違いがあるのかについて、あかお歯科医院がわかりやすく解説をします。
子どもと大人のお口は全然違う?
次に挙げるような癖がある場合は、歯並びを悪くする、もしくは悪い歯並びの原因になっている可能性があります。当てはまる癖歯医者さんは、歯を始めとしたお口周りの専門家です。虫歯や歯周病だけではなく、お口の粘膜や骨格の異常まで診ることができます。そこで注意が必要なのが子どもと大人のお口の違いです。一般の人からすると子どもも大人もお口は同じように見えるかもしれませんが、たくさんの大きな違いがあります。とくに乳幼児期から学童期にかけては、大人には見られない歯や粘膜の異常などが現れるため、専門の知識や経験が必要となります。それだけに、子どもの歯科治療は小児歯科の先生に任せた方が良いと言えるのです。
小児歯科と一般歯科の違い
虫歯治療の違い
小児歯科と一般歯科では、虫歯治療で大きな違いが見られます。例えば、乳歯が虫歯になった場合、その歯を残すことを最優先に考えることはありません。何よりも重要なのは、下に控えている永久歯が正常に発育することなので、乳歯の進行度合いによってはあっさり抜歯することも珍しくありません。時間をかけて精度の高い被せ物を作ることもほとんどありません。これは乳歯をないがしろにしているわけではなく、永久歯の正常な発育を優先した結果なので、その点は誤解しないようにしてください。
診察の違い
小児歯科の先生は、子どもの歯科治療の円滑な進め方を熟知しています。小児歯科にはもともと子ども好きな歯医者さんが多いことも関係していますが、幅広い年代の小児とのコミュニケーションも上手です。何をしたら子どもは嫌がるのか。どう接したら自分からお口を開けてくれるのか。そうした知識や技術を持っているのが小児歯科の先生といえるでしょう。もちろん、一般歯科の歯医者さんにも子どもの扱いが上手な人はたくさんいるものの、小児歯科に関する知識や技術は、それを専門に行っている先生に劣ります。つまり、子どもの歯医者さんもお医者さん同様、小児専門の診療科に任せた方が良いと言えるのです。
お子さまを歯医者さん嫌いにさせないために
お子さまを歯医者さん嫌いにさせないためには、小児歯科の先生に診てもらうことと、予防から通院を始めることの2つを実践してください。1つ目は前段の通りで、子どもの診療に慣れた先生にお願いした方が治療もスムーズに進みます。2つ目は、初めての歯医者さんで痛い思いをしないことが大切だからです。
例えば、私たち大人でも初めて行く診療科でものすごく痛い思いをしたら、それ以降、受診するのが怖くなりますよね。最初の歯科治療は、親御さまが考えている以上にインパクトの大きな経験となることから、定期検診から始めるのが望ましいです。
まとめ
今回は、小児歯科と大人の歯医者さんの違いについて、あかお歯科医院が解説しました。子どもの歯科診療は、大人と違う点が多々あるため、歯医者さんからしても小児歯科に任せた方が良いといえます。当院には小児歯科が設置されておりますので、お子さまのお口の中で気になる症状があったり、歯医者さんデビューを考えていたりする場合は、いつでもお気軽にご相談ください。