出っ歯はインビザライン矯正で改善できる？治療のメリットを西宮北口の歯医者が解説

2025年2月7日 (金)

カテゴリー：矯正歯科

出っ歯にお悩みの方のなかには、「インビザラインは聞いたことがあるが、治せるのか」「治療にはどれくらいの期間がかかるのか」といった疑問を持たれた方がいるかもしれません。インビザラインは、透明なマウスピースを用いて矯正する方法で、見た目に配慮しながら歯並びの改善を目指すことができる治療法です。
今回はインビザラインによる出っ歯の矯正の可否や治療期間、さらに治療を受けるメリットとデメリットについて詳しく解説します。

1. 出っ歯はインビザラインで改善できる？

出っ歯（上顎前突）は、上の前歯が前に突出している状態を指します。
インビザラインでの矯正は、特に軽度〜中度の出っ歯に有効ですが、症状によっては適応外になる場合もあります。

➀軽度の出っ歯

歯の傾きが原因で前に出ている場合、インビザラインで歯を適切な位置に移動させることで改善が期待できます。

➁中等度の出っ歯

歯列のスペース不足が原因の場合、歯を少し削ったり（IPR）、奥歯を動かしたりすることで矯正できる可能性があります。

➂重度の出っ歯

骨格の影響が大きい場合や、顎が小さいことが原因の場合は、インビザライン単独では難しく、ワイヤー矯正や外科手術との併用が必要なこともあります。

出っ歯の原因や程度によって、インビザラインが適応できるかどうかが決まりますが、歯科医師による精密な診断が不可欠となるため、まずは歯科医院での受診がおすすめです。

2. 出っ歯の原因とは？

出っ歯は、遺伝的な要因だけでなく、生活習慣や成長過程の影響によっても引き起こされることがあります。出っ歯の主な原因としては、以下のようなものが挙げられます。

➀顎の骨格の問題

上顎の骨が大きい、または下顎が小さいことで歯が前に出てしまうことがあります。

➁歯の生え方の問題

永久歯が正しい位置に生えず、前に突き出して生えることで出っ歯の原因になることがあります。

➂口呼吸や指しゃぶりなどの習慣

幼少期の口呼吸や長期間の指しゃぶりによって、上顎が前に過成長することがあります。
また、舌を前に押し出す癖によって、舌に押された歯が移動することがあります。
このように、生活習慣が出っ歯の原因になることもあります。

➃歯のサイズと顎のバランスの不一致

歯が大きかったり顎が小さいことで、歯が正しい位置に並べなくなり、出っ歯になることがあります。

3. インビザラインで出っ歯を治すメリット・デメリット

インビザラインとワイヤー矯正とを比較すると、出っ歯治療において特有のメリットとデメリットがあります。以下に、その特徴をまとめます。

＜メリット＞

➀目立ちにくい

透明なマウスピースを使用するため、治療中も装置が目立ちにくく、見た目を気にする方に適しています。

➁取り外しが可能

食事や歯磨きの際に取り外せるため、口腔内を清潔に保ちやすく、前歯周辺のケアが難しい出っ歯治療に向いています。

➂痛みが軽減される場合がある

個人差もありますが、歯を少しずつ動かすため、ワイヤー矯正と比べて治療中の不快感が少ないと言われることがあります。

④通院回数が少ない

規定された治療計画に基づいて進むため、調整の頻度が少なく、通院が少ないことが多いです。

＜デメリット＞

①装着時間の自己管理が必要

1日20時間以上の装着が必要となり、これを守らないと治療が計画通りに進まないことがあります。

➁適応症例に限りがある

重度の出っ歯や骨格的な問題がある場合は、ワイヤー矯正や手術が適することがあります。

➂装置の取り扱いに注意が必要

インビザラインは、飲食時に取り外す必要があります。装置を紛失したり破損した場合、新しいマウスピースの作製が必要になり、治療期間が延びる可能性があります。

インビザラインの特性を正しく理解し、歯科医師と相談の上、自分に合った治療方法を選びましょう。

4. 西宮北口の歯医者あかお歯科医院の小児矯正・マウスピース矯正治療

西宮市西宮北口の歯医者あかお歯科医院では、大人の歯並び・噛み合わせ矯正に「インビザライン」を、子どもの正常な歯と顎の発育・成長を促す「マイオブレース」にて治療を行っています。

➀大人のマウスピース矯正「インビザライン」

インビザラインは、透明のマウスピースを装着することで歯並び、噛み合わせを整える矯正治療です。
わずかに形状が異なるマウスピースを何度も交換しながら、少しずつ歯に弱い力をかけます。また、装置が透明で見た目が目立ちにくいことも特徴の一つです。
あかお歯科医院では、矯正治療だけでなく一般歯科も行っているため、矯正治療中にお口全体のお悩みを相談することも可能です。

➁子どものマウスピース矯正「マイオブレース」

歯並びが悪くなる原因である口呼吸や舌の位置、飲み込み方にアプローチし、顎の成長を促す「マイオブレース」を導入しています。
また、子どもの矯正治療では、マイオブレースと組み合わせてマウスピースを使用した子どもの歯列矯正システム「インビザライン・ファースト」や口腔周囲筋を活用し、舌や頬、唇の癖を防ぐ「機能矯正装置」も取り扱っています。